羊羹、饅頭、餅菓子、練り切り、落雁……。茶道と共に発展し、四季折々の花鳥風月を映した雅な佇まいで日本の美意識を伝える和菓子たち。そんな古式ゆかしい世界にも時代の波が押し寄せ、趣向を凝らした“ネオ和菓子”が各地で生まれています。新潟県長岡市で安永7年(1778年)に創業した「越乃雪本舗 大和屋」も、そんなチャレンジを続ける老舗のひとつ。文具やおもちゃをモチーフにしたシリーズ「おさとうのまほう」を展開し、2018年12月に東京流通センターで開催された「文具女子博2018」でも大きな話題になりました。240年余の伝統をしっかりと継承しながら新しいプロジェクトにも果敢に挑む、老舗和菓子店の心意気を伺いました。