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資源循環社会をめざす長岡市

長岡市ってどんなまち??

長岡の紹介

長岡市は新潟県の中央に位置し、日本一の大河・信濃川が市の中央をゆったりと流れ、守門岳から日本海まで市域が広がる人口約27万人、総面積約890㎢のまちです。
総面積のうち約50%が森林、約20%が耕地であり、豊かな自然環境と肥沃な土地を有します。
市町村合併により、11の特色ある地域(「長岡地域」、「中之島地域」、「越路地域」、「三島地域」、「山古志地域」、「小国地域」、「和島地域」、「寺泊地域」、「栃尾地域」、「与板地域」、「川口地域」)が一つになっています。日本三大花火のひとつ「長岡まつり大花火大会」や、長岡発祥※の「錦鯉」、美味しい水と空気から生まれる「米」「日本酒」などが有名です。
※現在の長岡市・小千谷市の一部を含む二十村郷が発祥。

長岡市

長岡の気候

夏は高温多湿、冬は気温が低く北西の季節風が強く吹き、降雪があるという、日本海側特有の気候がみられます。夏と冬の気温差が大きいため、四季の変化がはっきりしており、このことが豊かな自然環境を育む要因のひとつとなっています。
降水量は梅雨期と秋から冬にかけての期間に多く、年間降水量の約50%は冬期であり、その大部分は降雪によるものです。
平野部や海岸、山沿いといった地勢の違いにより、降雪量には地域差がみられます。川口地域をはじめとする山間部は県内でも有数の豪雪地帯ですが、寺泊地域の海岸部では比較的降雪が少ないです。

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長岡の食

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    コシヒカリ発祥の地、米どころ長岡。それぞれの地域に合った農法で、おいしい米づくりにこだわっています。米の作付面積や収穫量は全国トップクラスで、米の加工品である米菓も、長岡の企業が全国上位の売上高を誇っています。

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    日本酒の酒蔵数は16を数え、京都に次いで全国第2位と言われています。平成26年、新潟県内初の「長岡市日本酒で乾杯を推進する条例」を制定しました。

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    味噌醤油のメーカーも多く存在。良質な米と水を原料に、職人たちがその技を受け継いできた発酵・醸造食品は生活に文化として根付いています。なかでも江戸時代から続く醸造の町「摂田屋」地区では、みそ・醤油・酒蔵が立ち並び、登録有形文化財や歴史的建造物が多く残っています。

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    長岡には枝豆やかぐらなんばん、なす、れんこん、さといも、体菜など、長岡の食文化に欠かせない季節ごとの野菜もあります。特に生産量が多いのは枝豆とれんこん。枝豆は、全国的にも有名な「新潟茶豆」や長岡ブランドの「越一寸」など品種を変えながら栽培しているため、7月から10月までの長い間楽しむことができます。
    れんこんが収穫される中之島地域は北日本最大の産地となっており、天然ガス由来の温かい地下水を利用し栽培された「しゃきしゃきの食感」と「真っ白い身」が特徴のれんこんは「大口れんこん」というブランドで知られています。

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    寺泊の海には、山々の豊富な栄養を含んだ雪解け水が流れ込み好漁場となっており、のどぐろや真鯛などの高級魚、南蛮エビや越後本ズワイなどバリエーションに富んだ日本海の幸が水揚げされます。

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    そのほか、地元で採れるコシヒカリや稲わらを食べて育った「にいがた地鶏」や「にいがた和牛」、「長岡ポーク」や「こしじポーク」などブランド肉も揃います。

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長岡のものづくり

長岡には、明治中期の東山油田の開発を契機とする石油掘削機械の製造・修理等の需要に端を発し、機械加工、鋳造業などの基盤的技術をもった企業や大手メーカーが集積しています。
近年では従来からの基盤的産業に加え、戦後の技術革新を背景に、電気・電子機器や液晶・半導体など高度な技術を有する企業がバランスよく集積しています。
その一方で、伝統的な技能や技術を生かした仏壇や木工家具、アパレル産業、食品製造業、醸造業などの産業も盛んで、新潟県内随一の「ものづくり技術」集積をもつ総合的な工業群を形成しています。

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長岡版イノベーション-産・学・官・金の力で-

工作機械や精密機械など多様なものづくり企業が集積するまちでもある長岡。近年では、産・学・官・金が連携し、新しい価値を生み出す「長岡版イノベーション」に取り組んでいます。長岡駅前の中心市街地にある「NaDeC BASE(ナデックベース)」は、学生と企業の交流の場となっています。2025年には、人づくり・産業振興の拠点「米百俵プレイス(仮称)」が完成予定です。

4大学1高専-最先端工学からデザイン、マーケティング、看護技術まで4大学1高専が集積-

イノベーションに必要な「工学」「デザイン」「マーケティング」の高等教育機関に加え、高度な「看護技術」を有する大学が立地する長岡。連携して起業家教育や産業振興に取り組む「NaDeC(ナデック)構想※」を推進しています。
※NaDeCとは・・・長岡(Nagaoka)の中心市街地を核として、4大学1高専(長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡工業高等専門学校、長岡崇徳大学)の位置を線で結ぶと三角すい(Delta Cone)の形となることから、その頭文字を取ったもの。

長岡をフィールドとしたバイオの取り組み

現在、長岡市では自然環境への配慮と市民の生活環境向上の両立を目指し、限りある資源を循環・有効利用するために、様々な形でバイオに関する取り組みを行っています。
平成25年7月から稼働を開始した『生ごみバイオガス発電センター』は、自治体の生ごみ処理施設では国内最大規模であり、市内全域から収集された生ごみをメタン発酵処理し、発生するバイオガスを利用して発電を行うとともに、発酵残渣も全量を有効利用するという資源循環の観点からも先進的な取り組みを行っています。現在までに、年間当たり、燃やすごみの約2割、CO2発生量で約650tの削減に貢献し、約410万kw(一般家庭の約1,000世帯分)の電力を発電しています。
また、『食の安全』について、全国有数のコメどころである長岡のお米を安心して食べてもらうための科学的なエビデンスとして、水田土壌中の菌叢を解析することによって、土壌環境の健康度を微生物の観点から指標化するなど、長岡産の農作物をバイオテクノロジーの技術によって高付加価値化する計画を進めています。
このほか、長岡水イノベーション・ハブと長岡発酵イノベーション・ハブを立ち上げ、「水」と「発酵」を利活用する様々な分野の企業、大学・高専、研究機関等と連携しながら、地域課題を解決するための取り組みも行っています。
長岡市は今後もバイオに関する取組を加速させていきます。

長岡をフィールドとしたバイオの取り組み

長岡市がめざすもの(社会実装)

今後さらに、持続可能な循環型社会の形成が世界的に加速していくことが予想されます。
長岡は、現在までに長岡の風土が育んできた様々な産業を守りながら、これまで以上に環境への配慮、持続可能性を高めた産業へと昇華することで、バイオエコノミーを創出します。
そして、バイオエコノミーが市民に根付づいた概念となることで、長岡ブランドの持続可能な地域循環型社会「長岡バイオコミュニティ」の形成を実現し、日本、世界に発信していきます。

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