有名漫画家やアニメーターを数多く輩出し、日本海側最大級の同人誌即売会「ガタケット」やマンガ・アニメの祭典「がたふぇす」などサブカルチャーの盛り上がりを見せる新潟県。愛好家の中にはお気に入りのキャラクターになりきるコスプレを楽しむ人々も多いが、いま彼ら彼女らの間で「ロケ地」の少なさが嘆かれている。都心のようなコスプレ専用スタジオはほぼないため、撮影できる機会はコスプレイベントがほとんど。店や公共施設、山林、海などは撮影許可が必要となり、自由に撮影できる場所は意外なほど少ないのだ。
そんなコスプレイヤーの不満を解消すべく、ロケ地提供の活動をしているのが、新潟県長岡市のNPO法人くらしサポート越後川口が運営する「川口コスプレロケーションイベント(通称カワコス)」。いったいどんな活動をしているのか取材した。