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一家に一個。お手軽ポップな火焔型土器の作り方

長岡は火焔型土器のメッカだ。1936年、市内にある馬高遺跡で「火焔土器」が発見されたのを皮切りに、大小さまざまな火焔型土器(最初に発掘された火焔土器と同タイプの土器を指す用語)が出土。今では長岡市のシンボルとして、駅のコンコースや橋の親柱、果てはマンホールのフタにいたるまで、あちらこちらに火焔型土器のモニュメントが採用されている。この歴史的遺物がいかに長岡の人々にとっての心の支えとなっているか、うかがい知ることができよう。

それだけ愛されている火焔型土器であればこそ、もっと身近に感じていたいと思うのは自然な流れ。そこで日常に溶け込みそうな火焔型土器を探してみたが、なかなかない。過去には火焔型土器のガチャガチャが売られていたこともあるようだが、リアリティを追求したがゆえの土色から漂う、そこはかとない「土器感」は、普段の生活に取り入れたいというわたし達の願望を真っ向から否定する。では逆にカラフルな火焔型土器であれば、親しみを持って接することができるのだろうか。

そうとなれば物は試しだ。さっそく手軽さと鮮やかな色で定評のある紙粘土を準備。専門家に火焔型土器の作り方を教えてもらうことにした。向かうは日本有数の火焔型土器所蔵数を誇る馬高縄文館だ。

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