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越後長岡の風情と芳香に浸る、醸造の町・摂田屋巡り【1】越のむらさき~吉乃川編

雪国・越後長岡にも待望の春がやってきました。町歩きが楽しい季節の始まりに、「醸造の町」摂田屋(せったや)巡りはいかがでしょう。

味噌・醤油蔵3軒、酒蔵2軒、そして薬味酒の蔵1軒が集まる新潟県長岡市摂田屋は、JR長岡駅から信越本線で1駅の宮内駅東口から徒歩10分ほど。奇跡的に第二次大戦時の空襲被害を逃れたこの町は、明治・大正期の建築物など往時を偲ばせるノスタルジックな街並みが保存され、各蔵元の主屋や土蔵は国の登録有形文化財に。いまも稼働している現役の蔵からは麹や醤油、酒の芳香があふれ、道行く人の鼻をくすぐります。

今回は、摂田屋の歴史やトリビアを教えてくれるボランティアガイド、服部紗智さんの案内で町を散策してみました。3回に分けてお届けします。

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