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長岡発の雪国名物「消雪パイプ」。驚きの仕組みとその歴史に迫る!

全国各地を寒波と大雪が見舞い、積雪による車の立往生や渋滞が多かったこの冬。普段は雪自体が珍しく、除雪車の備えがほとんどないような地域でもよく降り、大きな混乱を招いた。改めて道路への積雪対策が問われる場面も多く、「豪雪地帯ではどのようにしているのだろう」と思う方も多かったのではないだろうか。基本はどこも同じく除雪車による除雪が中心だが、新潟県長岡市には独特の消雪設備が備えられており、雪が降り続く際にも通行を確保できる。それがこの街発祥の「消雪パイプ」だ。

県外から冬の長岡を初めて訪れた人の多くは、道路から水が出る光景に驚く。「雪対策用にすべりにくい靴で来たつもりだが、道路にたまった水で靴を濡らしてしまった」という声を聞いたこともあるし、「冬の長岡に初めて来た方に『どうして道路にスプリンクラーがあるんですか!?』って驚かれたことがありますよ」という話も聞いた。雪の降っていない季節でも「長岡って路面という路面が茶色いですよね。最初、驚きました」と言われ、あらためて横断歩道の白い線や道路そのものが一面茶色っぽく、その風景が異様なことに気づかされた。路面の茶色は、消雪パイプから出る水に鉄分がふくまれるためだ。

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