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長岡市が発信する平和への想いとは――ホノルルを訪問した女子学生インタビュー

2016年12月26~28日、安倍晋三首相がオバマ大統領とともに、アメリカ・ハワイ州のホノルル市にある真珠湾を訪問。現職首相が、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するというニュースが大きな話題となっています。

真珠湾という歴史的な地で、国家レベルの平和交流が実現しようとしている一方で、実は、長岡市とホノルル市、戦争で大きな被害を受けた二つの市が長く交流を深めてきたことをご存じでしょうか。

1941年12月7日(日本時間12月8日)、太平洋戦争の開戦となった日本軍の真珠湾攻撃により、2300余名の死者を出したホノルル。真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官の出身地であり、1945年8月1日に米軍の空襲で1400余名の死者を出した町、長岡。歴史的な因縁の深い両市は、過去9年間にわたり、平和のため、互いを理解しあう交流を重ねてきました。

きっかけは、2007年に当時の長岡市長がホノルルで行われた日米市長交流会議に参加したこと。ここから両市の交流は始まり、2012年3月には姉妹都市を締結、さらに戦後70年の節目である2015年には、終戦の日の8月15・16日に真珠湾にて慰霊と平和の祈りを込めた「長岡花火」を打ち上げています。そして、今年12月、真珠湾攻撃から75周年の追悼記念式典に磯田市長はじめ公式訪問団が出席しました。

この追悼記念式典に合わせ、長岡市は「平和の使者」として、市内在住・出身の12名の高校生・大学生をホノルルに派遣しました。学生たちは、追悼式典に参加するほか、真珠湾フォード島内の「太平洋航空博物館」にて開催された「青少年平和シンポジウム」に参加。ホノルルの学生とともに、「平和・友好・和解」をテーマにしたエッセイを発表し、また平和に関する共同宣言を行いました。

今回は、そのメンバーだったお二人にインタビュー。長岡市出身で、アメリカ・サウスダコタ州の大学に通う大関千尋さん(大学3年生)と、市内の高校に通う知野悠花さん(高校3年生)。彼女たちはホノルルで何を見て、何を感じたのか、帰国まもないお二人にじっくりとうかがいました。

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