The BioCommunity Future Creation City Nagaoka

  • ツイッター
  • フェイスブック

「届けたい人がいる」55回目の収穫期、”米づくりチャンピオン”のシンプルな想い

食欲の秋。収穫の秋。待ちに待った新米の季節となりました。

おいしいお米と言えば、新潟県の「魚沼産コシヒカリ」が代名詞のようになっていますよね。実は、この魚沼産コシヒカリの産地と同じ中越地域に位置する新潟県長岡市もおいしいコシヒカリの名産地ということをご存じですか? そもそも、長岡はコシヒカリ発祥の地。現在も有機・特別栽培米生産量全国第1位、そして米の生産量(作付面積)全国第3位と、全国トップクラスの生産量を誇るのです。支える生産者は、認定農業者が約1,100人。米づくりをしている生産者は、5,000人以上。長岡市民の50人に1人以上が米農家を営んでいる計算になります。

その長岡市で2009年から毎年開催されているのが、「長岡うまい米コンテスト」(※)です。このコンテストで、2014年から3年連続の「優秀賞」(ベスト4にあたる成績)、そして昨年2016年には328点の中からたった一人しか選ばれない「最優秀賞」を受賞と、近年コンテストの上位の常連となりつつある“米づくり名人”がいます。その名は、大矢猛雄さん。長岡市の北面に位置する和島地域で、親から譲り受けた田んぼで汗を流してきました。現在は3人の孫に囲まれる、73歳の「たけおじいちゃん」です。

長岡のうまい米最前線で脚光を浴びるチャンピオン・大矢さんは一体どんな人なのでしょうか。どんな米づくりをしているのか探るべく、爽やかな風が心地よい秋晴れの中、稲刈りに精を出す大矢さんの田んぼにお邪魔してきました。

※「長岡うまい米コンテスト」……長岡市の米生産農家による300点を超える応募米の中から、書類審査、精米の成分検査、食味審査を経て、優秀賞3点と最優秀賞1点が選ばれるコンテスト。食味評価で優劣を競う他にも、更なる美味しい米づくりに繋げようと、栽培方法や分析データを公表していることも特徴。2016年からは、前年度最終審査進出の上位20点の米を「金匠(きんしょう)」と銘打って市内の米屋やスーパーマーケットで販売。長岡米の販路拡大を目指し取り組んでいる。

Please scroll Page top