外はサクサク、中はホカホカ。
日本の食卓に馴染みの深いお惣菜「コロッケ」。もともとヨーロッパから伝わり、今ではカレー、トンカツとともに「三大洋食」のひとつとして数えられるほど、ポピュラーな食べ物となっている。
茹でたジャガイモをすりつぶし、小麦粉で包み、油で揚げる…。いたってシンプルな料理でありながら、家庭によっては微妙に異なる食材を使用していたりと、意外と奥の深い料理でもある。
家庭料理の定番であるとともに「肉屋さんで買う惣菜といえばコロッケ」という方は多いのではないだろうか。
新潟県長岡市日赤地区にある「せきよう肉店」は、市内でも屈指の長い歴史をもつ精肉店。
同店のコロッケは「せきようのコロッケ」として、市民から長年にわたり愛されてきた人気メニューである。
長岡駅前で聞いてみると、なんと10人中9人の方から「知っている」との答えが返ってきた。
ある女性は、「話していたら、あのコロッケが食べたくなってきました。今日行っちゃおうかな」と語り、お店へと向かっていった。
これほどに長岡の人々を惹きつけてやまない「せきようのコロッケ」とは、果たしてどんなお味なのだろうか。