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物理から木工へ、富井貴志さんが伝える「作り手と器、使い手の究極の三位一体」

新潟県長岡市小国町の工房で日々じっくり木材と向き合い、ノミでくり抜いて作る刳り物(くりもの)、ろくろで挽いて作る挽き物(ひきもの)といった、日常使いの器を手掛ける木工家・富井貴志さん。全国各地で個展を開催してファンを獲得している売れっ子で、2012年に新人賞を受賞した国展で今年は準会員優作賞を受賞するなど、高い技術力と豊かな表現力も評価されている。
そんな富井さんは筑波大学大学院で表面物理の研究をしていたという、工芸作家としては異色の経歴の持ち主。なぜ彼は研究者ではなく、木工の道を選んだのだろう。いまに至る半生と、物理学研究の素地が生き生きと結実したかのような作品の世界について伺った。

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