12月1日(木) 第2回バイオサロンが開催されました。
今回のテーマは「下水道由来資源の肥料利用に関する話題提供」
JA越後ながおか様から肥料価格高騰下の農業の現状
市内で下水由来肥料の製造を行う緑水工業(株)様から取組や今後の展望
下水道協会様から全国の下水汚泥の有効利用の取組など
佐賀県佐賀市のNPO法人循環型環境・農業の会より佐賀市における下水由来肥料の状況や取組
市内における現状や全国的な取組を紹介していただきました。
その後、意見交換会の中で、今年長岡農業高校で実証試験で栽培した大根を参加者の皆さんから試食も。
野菜スティックを食べ比べ 11月28日収穫した農高試験大根
化学肥料、寿メタンバイオ肥料(生ごみバイオガス発電センター発酵残渣)、緑水かんとりースーパー(緑水工業(株)製造、下水由来肥料)
の3種を食べ比べ。
野菜スティックで生の大根をそのまま、参加者からは緑水(下水由来肥料)が甘味を感じた。などの感想も!
市内飲食店、なじらてい様から大根を調理していただき、煮物(スープ)、ピクルス、皮までおいしくいただき、
もちろん無駄なく、葉も油揚げやシラスとの炒め物で。
下水道協会様やNPO法人循環型環境・農業の会様からは下水由来肥料の有用性、栽培された作物のおいしさや収量、
安全性などの肥料の特徴もご紹介いただきました。
(株)夢ガーデンが生産
緑水工業様からは製造した肥料で栽培したたくさんの野菜をお持ちいただき肥料の有効性を目の前で確認。
今回のサロンでは、様々な立場の方からお話を聞いていただき、それぞれの立場から
ご意見をいただき意見交換を行うことができました。
新潟県内では、下水由来肥料に慎重な意見が多いということも事実です。
下水由来肥料の扱い方や活用方法について今後とも議論を深め、誰もが理解し、winwinとなるものになってほしい。
まだまだ市内では小さな循環ですがこれがさらに大きな環になるよう地域資源完全循環に向けた取組を推進していきます。