こんにちは。長岡技術科学大学・技術科学イノベーション専攻・教授の小笠原です。このH Pが、皆さんに「バイオコミュニティ」とは何かを考えて頂くきっかけになるのではと、とても楽しみにしています。「バイオコミュニティ」を難しく考える必要はありません。今、長岡にあるものを繋いで、紡いでいく・・・とそこには自然と「長岡バイオコミュニティ」ができていくように感じます。私は、岩手県の出身ですが、長岡に住んで約30年になります。このHP立ち上げに際して、もう一度、長岡を知ろうと思い、手にとったのは「な!ナガオカ(https://na-nagaoka.jp)」。たまに読むことはありましたが、今回、これまでの記事を全て読みました。内容のクオリティの高さとそこに登場する人々と物語の深さに感動しました。読みながら、笑ったり、泣いたりしました。こんな素晴らしい人々や物語がある長岡は、僕のようなよそ者が、あ〜だこ〜だと何も言えないなと思いつつ、「長岡バイオコミュニティ」の土台は、この人々や物語を繋げることから始めてみたいと思いました。「な!ナガオカ」は、長岡市地方創生推進部政策企画課が担当していて、その情報量とネットワーク力を勉強させてもらいながら、「長岡バイオコミュニティ」を始めようとする厚かましいスタートなります(政策企画課の斎藤課長、岩崎主任、連携に感謝いたします)。
世界では、持続可能な社会を目指して、SDGs( Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)の大きな流れが起こっています。この流れは、コロナウィルスの出現によって、さらに加速してきています。これまでの個人主義、消費第一主義から新たな価値観にシフトすることの意味を考える時になっています。長岡市民にはあまり知られていないのですが、長岡技科大は、2018年、国連からアカデミック・インパクトSDGs ゴール9(産業と技術革新の基盤を作ろう)の世界ハブ大学に任命されています。各ゴールにつき世界で1大学、全世界で17のハブ大学が選ばれており、東アジアで選ばれたのは長岡技科大のみなのです。長岡は、美味しいお米、信濃川、大花火、ガス田など、日本屈指のものが沢山ある街です。自然、食、教育、医療、交通の便(首都圏からのアクセスの良さ)など、沢山のことが恵まれた街だと思います。一方で、長岡の人々は、そのことにあまり気がついていないようにも思います。今ある長岡の良いところ、素晴らしいところを繋ぎ、紡いでいく「長岡バイオコミュニティ」から、ゆっくりと長岡が次の時代に向かっていけたらと思っています。