新潟県長岡市太田。市内中心部から車で約30分ほどのところにある、山あいの集落です。ここに、古くから残る地名を守ろうと、長年にわたって活動しているひとりの男性がいます。
男性の名は小高友一さん(85歳)。地域に昔から残る地名にはそれぞれ理由があるということに着目し、なぜその名前になったのかということを、地域に伝わる言い伝えや伝説を紐解きながら研究しています。
小高さんの活動を通じて、普段はあまり深く考えることのない「地名」が、地域の記憶や情報を詰め込んだ「コード」のような役割を果たしていることが見えてきました。