長岡バイオエコノミーコンソーシアムは7月23日、第4回バイオサロンをミライエ長岡のNaDeCBASE内イノベーションサロンで開催しました。
バイオサロンは、多様な業種・業態の人たちが異なる視点で議論を深め、地域課題解決に向けたオープンイノベーションの促進を図ることを目的としています。今回のテーマは、「ビジネス資源としての雪の利活用の可能性」。コンソーシアムの会員のほか、長岡商工会議所食品部会の会員、雪の市民会議のメンバーなど約40人が参加しました。
事例発表では、にいがた雪室ブランド事業協同組合の理事長・佐藤健之さんとホクショクの代表取締役社長・平石祥吉さんが「越後雪室屋」ブランドの活動を、そして雪の市民会議の副代表で美唄市で雪で熟成させた食品を製造・販売する本間弘達さんが雪を中心とした地域循環モデルを説明。3人は「国内はもちろん、アメリカなどの海外で“雪”というワードが高付加価値につながっている」「長岡は雪が豊富。あとは『やろう!』と動くかどうか」などと、参加者にメッセージを熱く伝えました。
ビジネスとして進む実例に参加者は次々と質問。今後のビジネス展開を視野に、積極的に名刺交換や意見交換も進み、予定の時間に収まらない熱気に包まれました。参加者からは「雪の活用の余地はとても多いと感じた」「データセンターの考え方はIT企業として参考になった」などの声が聞かれました。
コンソーシアムでは今後も、バイオサロンを含めて、長岡が持つ資源を利活用し価値を高めるための取り組みや企業がつながれる場づくりを進めていきます。